御三家がいて、三人娘がいて
もっと言えばスパーク三人娘に新三人娘。
花の三羽がらす、ロカビリー三人男と、
まあ、燦々と輝いていたし、
「歌う映画スター」なあ〜んていって、
タフガイにマイトガイに若大将。
低音の魅力に高音も負けてはいない。
グループサウンズあり、フォークあり、
演歌あり、クロード・チアリ。
そりゃぁもう大騒ぎさ…。
PHOTO:近代映画社
     マガジンハウス

 昭和における大衆歌謡・流行歌は、生活の中の泣き、笑い、喜びをそのメロディと詞に織りこみ、それゆえに世代を越えて愛されました。田舎の祭ばやし、高原の白樺林、赤い夕陽の校舎、霧の波止場にマドロス、路地裏の酒場。列車に郵便船。人々は理屈ではなく、感性でその歌の世界に思いをはせ、想像力をかきたてていったのです。それを歌や映画で演じ、夢や憧れを一身に集めてくれたのがスターでありました。まだテレビは普及途中、ビジュアルの中心は映画であり、平凡、明星などの雑誌、あるいはプロマイドでした。情報の乏しい中、人々は必死でスターを追ったのです。
 おびただしい紙テープと花束に埋もれて、あなたは微笑んでいました。総天然色のスクリーンの中であなたは話してくれました。そんなあなたをファンは親しみと尊敬を込めて応援したのです。そして今でも・・・・
だから、昭和の歌謡スターはいつまでも大衆の中で生き、輝き続けるでしょう。

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