[昭和25年/1950 国内でヒットしたポピュラー(外国曲)]

ベサメムーチョ(Besame Mucho)
 言わずと知れたラテンのスタンダード。1941年にメキシコの女流ピアニスト、コンスエロ・ベラスケスによって作詞・作曲。あまりにも数多くのアーティストによってカバーされているナンバーだが、桂銀淑の「ベサメ・ムーチョ」とは全く別物(笑)。

ボタンとリボン(BUTTON AND BOWS)
 パラマウント映画「腰抜け二丁拳銃」原題は「ザ・ベイル・フェイス」(1948)の主題歌で、ダイナ・ショアで大ヒット。宝塚出身のジャズシンガー池真理子の日本語カバーは「バッテン・ボー」の流行語になったほどだった。他に久慈あさみもカバー。また、轟夕起子は「腰抜け二丁拳銃」のタイトルでカバーしている。アカデミー主題曲賞を受賞。

バンブル・ブギー(Bumble Boogie)
 リムスキー・コルサコフ作曲のオペラ「サルタン王」より「熊蜂の飛行」を1946年にフレディ・マーチン楽団のピアニスト、ジャック・フィナがブギウギにアレンジして大ヒットした。コロムビアのL盤に対するビクターのS盤の第1号。
後にベンチャーズがカバーし「バンブルビー・ツイスト」として日本でリバイバルヒットした。タイトル通り蜂が飛び回るようなメロディラインは、演奏者としても非常にスリリングで楽しい。

アゲイン(Again)
 日本ではドリス・デイ盤が知られている。
作詞:ドアカス・コクラン作曲:ライオネル・ニューマン

テネシーワルツ(Tennessee Waltz)
 C&Wバンドのリーダービーウィー・キングは、ラジオで聴いた「ケンタッキー・ワルツ」からひらめいて、バンドのテーマ曲だった「題名のないワルツ」をリメイクし「テネシー・ワルツ」を作る。1946年のことである。メンバーだったレッド・スチュワートが詞を書き、1948年にレコーディング。世界的に大ヒットしたのは1950年10月に発売されたパティ・ペイジのカバー盤で、当初はB面だった。当時は珍しかった多重録音によるハーモニーはこの曲の良さをうまく引出している。ビルボード誌のチャートでは26週ランクイン、13週トップを記録。押しも押されもしないスタンダードとなったこの曲は全米で600万枚売れ、1965年にはテネシー州の州歌となる。しかし、ポップス歌手だったバティ・ペイジ自身はカントリーのイメージがつきまとうことをあまり心良く思ってはいなかったらしいのだが・・。
 日本でのカバーはもう誰もがご存じのように江利チエミの歌で大ヒット。この時わずか14歳!やはりB面だった。日本語詞は和田寿三。

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